「文鳥が手に乗ってきたかのような多幸感」 作家・洛田二十日の執筆に欠かせない”ある文具”とは

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手持ち無沙汰な日々は一変

 2017年、第2回ショートショート大賞を受賞し、翌年には『ずっと喪』でデビューした構成作家でショートショート作家の洛田二十日さん。独特の発想で人気を博す彼が、日々の相棒として挙げるのは、とある文房具であるという。

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 生まれてこのかた、手持ち無沙汰だけは避けてきました。手が暇だと落ち着かないのです。だから、むやみに文庫本を捲ったり、チョコレートを摘んだり、オジギソウをつっついたりしてしまいます。

 ところが、彼女の登場により、この手持ち無沙汰な日々は一変してしまいました。...

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