高校時代に読んでピンとこなかった人必見 “漱石再読”のススメ 〈私の夏目漱石体験(3)〉

文芸・マンガ週刊新潮 2016年4月14日号掲載

 各界の著名人が自身の「夏目漱石体験」を語る本シリーズも、今回が最終回。紹介する作品は『坊っちゃん』や『吾輩は猫である』に比べて、やや通好み? “読まず嫌い”のアナタや、以前に読んで挫折したアナタも、この「没後100年」を機に、文豪の作品に手を伸ばしてみては。

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 浪人生時代に漱石作品と出会ったというのは、早稲田大学の石原千秋教授(日本近代文学)だ。

「当時、付き合っていた女性にフラれ、その反動なのか、新潮文庫の明治・大正期の近代文学作品を猛烈な勢いで読み始めたのです。

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