韓国、イランに抜かれ、“論文引用”が「世界13位」に転落の衝撃…「塩崎彰久」自民党副幹事長が語る“科学技術立国” 日本の再興

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政治家は法律を変えられる

――弁護士から国会議員に転じた。

 21年、新型コロナウイルス感染症の流行で、小学生だった息子が通学できなくなったり、私自身が仕事に行けなくなったりした。また、海外の報道などを見る中で、政治の判断一つで、われわれの生活は深いところまで影響を受けると痛感した。そうした折、父(塩崎恭久元官房長官)が衆院議員の引退を決め、候補者が公募されることになった。危機管理の専門家としての経験を生かそうと、応募した。

――実際、政治家の仕事をどう感じるか。

 これほどやりがいのある仕事はない。困っている人のさまざまな悩みを解決しようとする点は、弁護士時代と共通する。ただ、政治家は個人の方々に加え、より大きなステークホルダーやその関係者の方々の課題と向き合う機会と責任がある。解決しようとする課題がより大きくなれば、そのためのツールも変わる。例えば、法律は、弁護士によって変えることはできないが、政治家は変えることができる。だからこそ、この仕事に無限の可能性とやりがいを感じている。

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市ノ瀬雅人(いちのせ・まさと)
大手報道機関にて20年近く国政、外交・国際関係などの取材、執筆、編集を務めた。首相官邸、自民党、旧民主党、国会のほか外務省などの官庁を担当した。

デイリー新潮編集部

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