FCバルセロナ来日中止騒動 渦中の「問題プロモーター」に“金銭トラブルまみれ”の過去 「口座は空っぽだった」

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義理の父はパソナ総帥

 だが口座が空っぽで、未払い案件まで抱える安田氏。ソシエダとの契約金はどうやって捻出したのだろう。

「彼は2023年3月、さる大企業の創業者の次女と結婚しています。だから契約金は義父が出してあげたのではといううわさもあるくらい」

 だったら未払い金を清算するのが先だろうが、一方でヤスダグループは「興行試合」を開催するため出資金を募ってもいるという。

「『レアルソシエダ・ジャパンツアー2024』と題した興行試合を2024年夏に開催予定で、事業計画書を各所で配って出資者を募集しています。計画書によると、7千万円から3億円の出資金を募り、チケットの売り上げに応じて収益分配するという触れ込みです」

 そこで、ヤスダグループに諸般問い合わせると、

「(委託社員への未払いについては)労働基準監督署と協議の上、手続きを進めております。(フラダンスイベントに関する支払いやソシエダの契約については)守秘義務があり、ご回答できません。(義父が資金提供をしたといううわさは)事実ではございません」

 家系については「閨閥学ドットコム」なるサイトの安田家の項を参照せよとの回答だったが、そこに慶祐氏に関する記載はなかった。

 2023年11月8日、20季ぶりにチャンピオンズリーグの決勝トーナメント進出を決めたソシエダ。久保の健闘は立派だけれど、胸元を飾る企業のトップは、どうやら胸を張れるような経営者ではなさそうだ。

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