追悼・中山麻理さん 1時間のインタビューのはずが6時間に…ベテラン記者が明かす“寂しがり屋”の素顔

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中山さんを怒らせた出来事とは

 前出のベテラン記者A氏は、中山さんからこんな“許せなかったこと”を聞いている。

「麻理さんは離婚後もしばらく一軒家に住んでいました。とある週刊誌記者がその自宅を訪ねて、庭にいた麻聖くんに話しかけたらしいのです。麻理さんはとっさに記者に“何しに来たんだー!”と一喝。記者は気圧されて逃げ去ったそうですが、その時は本気で怒った……と後から聞きました。彼女は女優である前に母親でありたい人。まだ幼かった息子を世間の目から守りたかったのでしょうね」(A氏)

 人気絶頂だった女優業を、結婚とともにすっぱりと引退するほどの家庭人だった中山さん。愛する子どもたちに迷惑をかけることは、もっとも許せないことだったろう。

「‘99年の離婚後は本当にふっきれた感じで、三田村さんの浮気調査を自らしたことさえ笑い話にしていたほど。不倫中の夫の車の跡をつけてホテルに乗り込み、“部屋番号は明かせない”と困惑するフロントスタッフに“妻です!”と言って部屋番号を聞き出した豪快エピソードは、冗談交じりにあちこちで話していましたよ」(同)

 女優業に復帰した後も、コンビニでバイトを続け、リーダーに上り詰めるほどよく働いた。“ルールはよくわからないけどかっこいいから”とテニスプレイヤー、ラファエル・ナダル選手のおっかけに精を出し、海外まで遠征したこともあった。

「おひとりさまライフを元気に、心底楽しんでいるように感じました。昨年、麻聖くんの朗読劇に呼ばれてお会いしたのが最後になるなんて、まだちょっと信じられない。いつでも麻理さんから着信がくるような気がしますね」(同)

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