初対面は“彼の自宅”で… 元アイドルの27歳が「少年みたいな年下男子」と結婚したワケ
何度も交際を打診したのに
逢瀬の最中、奏人さんは実は何度も交際の打診を続けていた。ところが彼女は気付かぬまま、結果的に拒否していた。2度目の水族館では手をつなぎかけたこともあったが、奏人さんいわく「拒否られた」。アイドル時代から周囲に「壁が厚い」と言われ続けてきた彼女だけに、一朝一夕には交際まで行き着かなかった。
それでもめげず、秋も深まる頃に彼は電話で「自分と付き合ったら」というプレゼンを開始。交際後の具体的なシミュレーションに、さすがの美桜さんも自分への交際打診だと気付いた。「返事はどう?」と問う彼に「直接会って言います」と美桜さん。次に会った際、「付き合ってください」と彼女のほうから伝えた。
初めての料理に挑戦
初めて彼に作った料理は、彼のリクエストで肉じゃが。彼の自宅には料理道具も調味料さえもなく、ピーラーから良い醤油、高い肉などを用意し、ほぼ初めての料理に挑んだ彼女だが、彼はあまり食べない。「家庭料理といえば」とリクエストした彼自身、実は「ジャガイモがあまり好きじゃないことを忘れていた」とか。その後、徐々に料理を勉強した美桜さん。今はスパイスなどをそろえて肉骨茶(バクテー)を作り、彼をとりこにしているという。
突然のプロポーズ
将来を見据え、彼からは「結婚」のワードが常日頃の会話から出ていたが、プロポーズの場面は突然やってきた。福岡に帰省して戻ってきた美桜さんが玄関を開けると、彼が満面の笑みでバラの花束を抱えて立っていたのだ。彼女は驚いていったん玄関ドアを閉めたほど。すっぴんで帰ってきて心の準備などあるはずもないが、このとき鈍感力は作動せず、「マネージャーや母に伝えなきゃ」と大慌て。リビングで「結婚しよう」との言葉をもらい、頭が真っ白になりながら美桜さんは「はい」。涙が溢れかけた。
プログラマーでもある奏人さんは自宅を好きなゲームに例え、「RPGの“回復ポイント”みたいな家にしたい」と語る。美桜さんにはこれから主婦タレント、将来的にはママタレとしての活躍も期待され、「回復ポイント」で日々十分に力を蓄えて、次なるステージへ“力”いっぱいに羽ばたくか。






