「プロ野球選手って絶対遊んでる!」と思い込んでいた美女を振り向かせた“ある行動”とは? 元カープの選手が明かす
告白の返事は沖縄で
年明け2月。楽天の春季キャンプ地、沖縄・金武町に歩南さんが現れ、「お願いします」。開幕後は、月1~2回、歩南さんが仙台を訪ねる日々が始まった。
楽天1年目でつかんだバッティング感覚で「来季はいける」と思ったのも束の間、10月末、非情の戦力外通告。母方祖父の元カープ外野手、三原卓三さんに電話で「お疲れ様。これまでよく頑張った」とねぎらわれた。「しがみついてでも続けろと言われると思ってたから。スパッと辞める決意ができた」。
「私が面倒見る」
歩南さんは退職し、仙台に行くつもりでいたが、急きょ取りやめた。彼は大阪で職を探し、太陽光発電などの訪販会社に入社。営業職で再び仙台に赴任したが、自分を生かす道を模索するため、3カ月で退職した。
歩南さんは「資格を取るなら学校に行ってもいい。その間、私が面倒見る」と彼を励ました。24年8月から阪神女子チームのコーチに。「対巨人戦」での勝利やクラブ選手権、全日本選手権優勝を夢見て、スラッガーとして体にたたき込んだ全てを女子選手に伝えている。
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