マキロイに続け…盛り上がる「次のキャリアグランドスラマー」予想、54歳ベテランにも“ミラクル”の可能性あり

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期待が寄せられる「あと2つ」の30代選手

 キャリアグランドスラムまで「あと2つ」という選手の中で、期待が寄せられている選手は数名いる。

 その1人、PGAツアー選手のザンダー・シャウフェレは米国出身の31歳。昨年、全米プロと全英オープンを制して一気にメジャー2勝を達成し、世界ランキングは3位へ浮上。その勢いのまま、今後、さらなるメジャー優勝を挙げることが期待されている。

 スペイン出身、30歳のジョン・ラームは2021年の全米オープンでメジャー初優勝を挙げ、2023年にはマスターズでも勝利を挙げた。その年の末にリブゴルフへ移籍したが、実力と強さは今なお健在で、今年の全米プロでは優勝争いを演じた末に8位タイになった。

 やはりリブゴルフへ移籍した米国出身の35歳、ブルックス・ケプカも全米プロ3勝(2018年、2019年、2023年)、全米オープン2勝(2017年、2018年)を挙げてメジャー5勝の実績を誇っており、キャリアグランドスラム達成までは、「あと2つ」である。

28歳シェフラーの可能性は無限大

「あと2つ」の選手の中で、今、最大の期待を集めているのは、今年の全米プロで見事な勝利を挙げたばかりのスコッティ・シェフラーだ。

 米国出身の28歳。2022年マスターズで初優勝、2024年マスターズでも勝利して同大会2勝目を挙げたシェフラーは、今年の全米プロでは2位に5打差をつけて圧勝した。

 全米プロ開幕前にグランドスラム達成に対する気持ちや意欲を問われたシェフラーは「僕はまだメジャー大会は1つ(マスターズだけ)しか勝っていない」と、あっさり答えていたが、その直後に「1つ」は「2つ」になった。

 28歳の若さ、そしてわずか4年でメジャー3勝を挙げたスピード出世ぶりを考えると、今後のシェフラーの可能性は無限大である。

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