「不合格を経験しすぎて、受かる自信はなかったです」 柔道世界女王・朝比奈沙羅が明かす3度目の正直で医学部に合格できた理由

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全ての目標を達成したい

 幾多の困難を乗り越えてきた医大生活は、早くも5年目に突入した。今後は病棟で白衣を着ながらの臨床実習や卒業後の国家試験を経て、医師としてのキャリアを歩みはじめることとなる。

「医学部の卒業後に医師として活躍することももちろん目標ですが、小さい頃から憧れていた海外留学や、ゆくゆくは結婚して子育てをしてみたい気持ちもある。挑戦したいことがまだまだたくさんありますが、きちんと自分の優先順位を決めて、全ての目標を達成できるように精進していきたいです」

 限られた時間の中で夢を叶えてきた朝比奈沙羅選手の文武両道の道は、これからも続いていく(第2回了)。

 第1回【偏差値74の進学校から得意な物理を選択し、私大の合格を目指した…女子柔道元日本代表「朝比奈沙羅」が明かす医学部受験】では、朝比奈沙羅選手が、いかにして勉強と柔道を両立させ、世界を制する柔道家でありながら医師の道を目指すようになったのか、自らが進んできた道を振り返る。

ライター・白鳥純一

デイリー新潮編集部

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