「持ち株の時価総額20億円超で配当金だけで年間数千万円」 森山裕幹事長の素顔とは 「気配りの人で、記者にはお菓子、配達員にも飲み物を」
「石破氏は森山氏に頼り切り」
少数派閥ながらそのボスの座に収まる一方、第2次安倍政権では17年から21年まで国対委員長を務めて頭角を現していく。24年10月1日、石破政権の発足とともに歴代最高齢で幹事長に就任したのだが、
「森山さんの幹事長就任には私も関係しています」
と、山崎氏は明かす。
「そもそも、総裁選期間中から石破さんが“政権を取ったら、自分を支えてくれる幹事長は森山さん以外にいない”と言っていました。私も石破さんとの話の中で、森山さん幹事長案を後押ししたんです」
幹事長は本来、党ナンバー2である。しかし、政権発足直後から重要な決断は森山氏が担ってきたという。
「森山氏は党内に敵がおらず、野党にも顔が利く。そんな森山氏に石破氏は頼り切りです」(前出のデスク)
記者にはお菓子、配達員にまで飲み物を
前出の自民党関係者は、
「森山さんは昨年10月の総選挙に関し、総裁選の余勢を駆って解散に打って出るべしという早期解散論者だったのですが、石破氏が難色を示す場面がありました。これに対して森山さんは“そんな子どもみたいなこと言いなさんな”と一喝。解散の流れを作りました」
そうした厳しい面を見せる一方で、
「石破氏が昨年10月、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するため、初の外遊先となるラオスに赴く際、森山氏は赤坂の議員宿舎にひ孫を含む家族一同を集めて見送った。石破さんはこのアットホームな送迎に感激したそうです」(前出のデスク)
もっとも、気配りの相手は首相だけではない。
「記者が会館に赴けば、鹿児島のお菓子を振る舞われますし、配達員にまで“ご苦労様です”とペットボトルが渡されます」(同)
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