【川崎ストーカー殺人】警察キャリアが明かす「警察の対応に不満な時にすべきこと」

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話が行ったり来たりすることも

「あくまでも一般論ですが、被害者側の証言にブレが生じることが多いのも事実です。“あいつだけは許さない”と言ったかと思えば次回の面会では“そんなこと言いましたっけ?”となっていたりする。加害者側から精神的に支配されている可能性、脅されている可能性もあるので、被害者のその発言自体をそっくり受け取ることはできないのですが、“解決した”と言われてしまえば警察としては介入しづらくなります」

 そもそも、被害の報告について一から聞くとなると大変な作業ではある。

「加えて、話が行ったり来たりすることも多く相当な労力が求められる。他にも対応しなければならない事案がある中で効率的とは言えないかもしれません。弁護士を立て内容を詰め、決意を固めたうえで被害届を出してもらえれば多少はスムーズなのですが、なかなかそういったケースにはお目にかかれないですね。仮に警察の動きが鈍い、対応が不満だと感じる方がいらっしゃるならば、そういう方法があることも覚えておいていただきたいと思います」(同)

 もっとも、そのような事情を踏まえても今回の県警の対応が免責されることはないだろう。

「県警本部長らが何らかの責任を問われるのは間違いなく、遅かれ早かれ職を解かれることになるのではないかと見ています」(同)

デイリー新潮編集部

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