「お酒の味がまずい」「春雨サラダが飲み込めない」 石橋貴明が公表の「食道がん」 著名人サバイバーたちが振り返る兆候
「ほぼ休肝日なく飲んでいた」
もう一人の食道がんサバイバー、作家の神津カンナさん(66)は、22年8月に食道がんと診断された。たばこは喫わないが、お酒をよく飲んでいたという。
「前日に亡くなった事務所社長の葬儀の準備に追われていた最中、すこし休憩して春雨サラダを食べようとしたのですが、喉に引っかかってどうにも嚥下(えんげ)できなかったのです。それで“おかしいな”と思って病院に行って検査したところ、翌日に食道がんだと判明しました。思い当たる節としては、量は多くありませんが、それまでビールやワインをほぼ休肝日なく飲んでいたことでしょうか。いまとなって後悔するのは、自由業の気楽さや忙しさにかまけ、がん検診などを全く受けていなかったことでした」(神津さん)
結果的に「お酒の味」と「春雨サラダ」という兆候に救われた中牟田氏と神津氏だが、いずれにしても、食道がんから身を守るには定期的な「胃カメラ検診」は極めて有効ということのようだ。
4月10日発売の「週刊新潮」では、がん専門医らの解説を交え、石橋貴明氏を襲った食道がんの早期発見につながる対策と最新知識を4ページにわたって特集する。








