「“こぼん師匠の娘”以上のことは何とも」 初対面の印象から一転「結婚するかも!」とひらめいて…14歳差夫婦のドタバタ結婚ウラ話

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 人生いろいろ、家族もいろいろ、幸福の形もいろいろ。近年、「結婚がゴールではない」という声も大きくなりつつあるとはいえ、ゴールインした二人には幸せになってほしいと思うのが人情というものだろう。

 そして、そのゴールに到達するまでには、十人十色のドラマがあるのは言うまでもない。目下、幸せに包まれているカップルにエールを送りつつ、出会いから現在までを根掘り葉掘り聞いてみる「令和の結婚事情レポート」。

 今回登場していただくのは、漫才コンビ「おぼん・こぼん」のこぼんさんの次女でシンガーソングライター、タレントの泉水(いずみ)いづみさん(42)と、作曲家でプロデューサーの淺野勝盛さん(56)。コロナ禍で延期していた披露宴を2月16日にパーティー形式で開催し、招待客からは「またやって」の声が上がるほど、楽しい会になったという。

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「こぼん師匠の娘か」

 ロックバンドのボーカル、ギタリストとしてスカウトされ、茨城から上京した勝盛さん。しばらくしてものまねの「ノブ&フッキー」の全国ツアーにバンドの仕切り役として同行するようになった。そんな折、縁ができたレコード会社社長から2014年2月に紹介されたのがいづみさんだ。

「歌やキャンペーンなど、音楽全般のことを教えてあげてほしいと社長から頼まれたんです。ノブフキの仕事で、おぼん・こぼん師匠を見る機会もあって『こぼん師匠の娘か』とは思ったものの、それ以上はとくに何とも……」(勝盛さん)

 対するいづみさんは「生バンドで歌ったことがなかったので、演奏を楽しみにすると同時に、プロミュージシャンへの尊敬の念がありました」と明かす。

考えたこともなかった“結婚”の文字が……

 3月14日には大ヒットした映画「アナと雪の女王」を観に出かけた。これが「仕事以外では初で、唯一のデートらしいデート」(いづみさん)だったが、勝盛さんの記憶は薄い。

 同年秋、二人で行った居酒屋で話をしている最中、それまでに勝盛さんの中で考えたこともなかった「結婚」の文字が、頭の中を雷撃のように貫いた。「結婚するかもしれないってピーンときたんだよ」と隠し立てもせずにいづみさんに伝えた。その後、勝盛さんが他の歌手との仕事がある日以外はキャンペーンで全国を一緒に回るなど、ほとんど共に過ごす日が続き、自然と交際が始まる。対外的には隠していたが、見る人が見れば、それはバレバレ。

「付き合ってるのよね?」

 と聞かれれば肯定した。

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