【こち亀記念館レポ】亀有公園前派出所に、食べかけの闇鍋まで“完全再現”! 「まるで両さんの頭の中」な内部を公開
マンガのコマ割り風の壁面には、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公・両津勘吉ら登場人物がずらり。3月22日にオープンした5階建ての「こち亀記念館」である。作者の秋本治氏(72)が「ライバルは浅草の花やしき。年間15万人来館を目指す」と豪語する、その出来栄えは――。
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【内部写真26枚】「亀有公園前派出所」が目の前に! 完全再現された「こち亀」の世界
「まるで両さんの頭の中にいるような空間」
開館式典に秋本氏と共に出席したのは、キクチウソツカナイ。(51)、麒麟の川島明(46)、インポッシブルのひるちゃん(38)、マヂカルラブリーの野田クリスタル(38)ら、こち亀大好き芸人たち。
ひるちゃんは両津に扮して登場。コミックス全201巻の表紙に描かれた両津のポーズを、即座に再現できるという特技を披露して、秋本氏に褒められると、感極まって「今、引退してもいい!」と叫び爆笑を誘う。
麒麟の川島は展示内容について「まるで両さんの頭の中にいるような空間だった」と形容していたが、どのような記念館なのだろうか。
完全再現された「亀有公園前派出所」
まずは入り口。これまで実在しなかった「亀有公園前派出所」が作品中と同じ姿で再現された。掲げられている交通事故件数を示すボードには「部長の怒声322回、部長の鉄槌015回」との表示。リアルとギャグが絶妙に織り交ぜられている。
コンセプトは、部長の休暇中に勝手に派出所を改装して記念館を作ってしまった両津が、怒って追いかけてくる部長から逃げるというもの。来場者は両津の跡を追うように、5階から順番に階下に降りながら見学し、最後は亀有の街に出ていくというストーリーを楽しむ。
エレベーターで5階まで上がると、作者が作画の参考にしたミニカーや戦車などの資料が展示されているほか、作中に登場した神社「両津大明神」が再現され、おみくじが引ける。
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