こんなにぶりっ子だったっけ? 「清楚なヒロスエ像」から今も脱却できない広末涼子 出演したYouTubeが大コケ
2023年に人気シェフ・鳥羽周作氏(46)との不倫が報じられた広末涼子(44)。昨年末にYouTubeでインタビュー動画が公開されたが、再生回数は伸び悩んでいるという。ライターの冨士海ネコ氏が分析する、彼女の透明感の正体とは――。
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往年のスターが落ちぶれたかどうかを示すのは、仕事の量ではなく、「あの人のファンだと人に言うのは恥ずかしい」と思われるかではないか。不倫騒動後の広末涼子さんにインタビューした、YouTubeチャンネル「Short Hope」を見ての感想である。
「広末涼子の涙」と銘打ち、昨年12月22日から全5回の放送だが、再生回数は初回の3万回をピークに回を追うごとに下がっている。かつて一大ブームを起こした女優としては、ちょっと寂しい状況だ。でも広末さん本人は気にしていないかもしれない。というのも広末さんは4回目まで泣いてなんかいないし、なんなら結構はしゃいでいる。ヒロスエってこんなにぶりっ子だったっけ?とびっくりしてしまうほどだ。
ペンギンみたいに両腕をパタパタさせて歩き、年齢を聞かれると「44です、しあわせです」と語呂合わせで答える。若い頃から得意としてきた、あのクシャッと笑う感じで。でも、そういう「理想のカワイイ女の子」イメージに疲れて不倫し、事務所も飛び出したのでは?と思ってしまった。
インタビュー内では繰り返し、かつての事務所によるヒロスエ像に縛られていた息苦しさと過酷さを語っていた広末さん。女優として求められる服装や振る舞いになじめず、割り振られがちなはかない女性役と本来の自分は違うと強調していた。独立を経て、女優業だけでなくさまざまな表現活動への意欲を持っているといい、先日は25年ぶりにワンマンライブも開催。客入りは大盛況で、手応えも感じているだろう。
ただ果たして広末さんの中に、彼女が言うほど表現したいものはあるのだろうか。むしろ空っぽな印象を受けたのである。動画内でも、用意された衣装のどちらが好きかと聞かれた時、「どっちがいいと思います?」とスタイリストのお薦めを選んでいた。薄幸美人の役や地味なスタイリングばかりやらされることに不満があると言う一方で、スタイリストや監督の色に染めてもらう方が好きとも語っており、「自分らしさ」にこだわる割に主体性のない人という印象だ。
もっと言えば、表現力を自分の中よりも外に求めがちな人なのではないか。リュック・ベッソン製作の映画「WASABI」出演や、華やかな男性関係。思えば不倫相手も含め、交際が報じられた男性はみな「手に職」タイプである。芸大出身の俳優、デザイナー、キャンドルデザイナー、シェフ。若い美人をトロフィーワイフとする男性は多いが、広末さんにとってはクリエイター職の男性をトロフィーのように集めることで、安らぎを得ていたのかもしれない。
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