予算委員会中に「株価チャート」「不動産サイト」「スポーツくじ」をチェック… 自民党議員の“目を疑うような行動”

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目を疑うような行動

 赤ベンツに乗って不倫に勤しむ議員がいるかと思えば、パパ活がバレてしまって辞職する議員も現れるなど、とかく不祥事には事欠かないこのところの自民党である。そして今回ご紹介するのは「勤務中」の問題行動だ。

 折り返し地点を迎えた今年の通常国会。折からの政治資金パーティー問題で自民党全体に国民からの冷ややかな目が注がれる中、予算委員会中に目を疑うような行動を取る自民ベテラン議員が……。「仕事中」のはずなのに、やたらとお金にまつわるリサーチばかりしているのである。数々の証拠写真と共に見てみよう。

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 その議員とは、塚田一郎氏(60)。

 銀行勤務を経て、麻生太郎代議士の議員秘書に。新潟を地盤に、参院2期を経て現在衆院1期目の中堅議員である。国交副大臣だった2019年、安倍総理と麻生副総理(当時)の地元をつなぐ下関北九州道路の整備について、「私が忖度して国直轄の調査に引き上げた」と舌禍を起こして辞任に追い込まれたこともあったが、それ以外に目立った“業績”を聞くことはない。

 国会期間中に行われた政倫審は自民党大物議員が指弾されつつも、「記憶にない」を連発して、結果は不発。39人の議員が処分されても、それは党内での話で、さらに言えば「安倍派と二階派だけのことだろう……」と、麻生派の彼はタカをくくっていたのか。世間の注目が集まる今国会、予算委員会の最中に、目を疑うようなことを、一度ならず、二度三度繰り返していたのである。

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