日テレ 春から土曜夜は有働MC「音楽番組」→「ドラマ2階建て」へ 大改編の狙いは

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 2023年の年間個人視聴率がほぼ確定した。日本テレビは昨年まで12年連続で守ってきた三冠王の座を、とうとうテレビ朝日に明け渡すことになりそうだ。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)

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 デイリー新潮は9月9日配信の「日テレが8月の月間視聴率三冠王を16年ぶりに取りこぼす…視聴率戦争でテレ朝が圧倒的なリード 最大の敗因は?」で、テレ朝が年間の個人視聴率の三冠に向け猛追していることを報じた。

 テレ朝はすでに昨年度(22年4月4日~23年4月2日)の個人視聴率で、全日(6~24時)とプライム(19~23時)の二冠を達成していた。年間の個人視聴率でも全日とプライムの二冠、日テレはゴールデン(19~22時)のみの一冠になる見通しだという。日テレ関係者は言う。

「上層部はすでに来年度の改編に取り組んでいます。まず水曜22時のドラマ枠を土曜21時に移行します」

 水曜22時は、1991年10月から続く歴史あるドラマ枠だ。最高世帯視聴率40・0%を記録した「家政婦のミタ」(11年10月期)はじめ、「ハケンの品格」(07年1月期)、「14才の母」(06年10月期)、「ごくせん(第1シリーズ)」(02年4月期)などの名作を生み出してきた。

「昨年4月、フジテレビが同じ水曜22時にドラマ枠を新設しました」

 フジの水曜22時のドラマ枠は「ナンバMG5」(22年4月期)に始まり、「わたしのお嫁くん」(23年4月期)、「パリピ孔明」(23年10月期)などを放送してきた。ひょっとして、仕掛けてきたフジに対し、敵前逃亡ということだろうか。

ドラマ2階建て

「フジのドラマにはほとんど勝っています。とはいえ、日テレも高視聴率とは言いがたい。ましてや地上波リアルタイム視聴の減少が止められない今、フジと共倒れするわけにはいかないと編成は考えているようです」

 その引っ越し先が土曜21時だ。デイリー新潮は12月9日配信の「日テレ『世界一受けたい授業』『SHOWチャンネル』終了で世代交代の波 『イッテQ』『行列のできる相談所』も危なくなってきた」で、来年3月いっぱいで土曜夜のバラエティ2番組が終了することを報じた。

「土曜21時は『1億3000万人のSHOWチャンネル』の枠です。そもそもこの時間帯は『熱中時代・刑事編』(79年4月期)や『池中玄太80キロ』(80年4月期)、『家なき子』(94年4月期)、最近でも『怪物くん』(10年4月期)や『妖怪人間ベム』(11年10月期)などを放送してきたドラマ枠でした。土曜22時のドラマ枠は継続するので、ドラマ2階建てとなります」

「SHOWチャンネル」の前番組「嵐にしやがれ」は、もともと土曜22時に放送されていたが、土曜21時のドラマと放送枠を入れ替えたのが17年4月のこと。これにより日テレの土曜夜は、19時の「天才!志村どうぶつ園(現・嗚呼!!みんなの動物園)」、20時の「世界一受けたい授業」、そして「嵐にしやがれ(現・SHOWチャンネル)」のバラエティ3階建てとした。当時、《人気バラエティを3連打し、視聴者をそのままドラマに誘う戦略》と報じたメディアもあったが……。

「かつての人気バラエティ番組が数字を稼げなくなってきたので仕方ありません。ドラマを2階建てにし、その前の『世界一受けたい授業』に代わり新設するのが音楽番組『with MUSIC(仮題)』です。司会は来年3月いっぱいで『news zero』を卒業する有働由美子アナ(54)だそうです」

 今どき、音楽番組とは?

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