【神戸6歳児遺棄、殺人容疑で再逮捕】被害園児の母と主犯弟は“ただならぬ関係” 「指を絡ませながら歩いていた」関係をほのめかす供述も【スクープその後】

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ペットのように道路標識に縛りつけ

 そうした行政とのやり取りの合間も、祖母は監禁され続けていたのだった。穂坂家を知る近隣住民が言う。

「あの家が越してきた当初は、今回の被害者である祖母と双子の次女・三女の3人暮らしでした。そのうちシングルマザーの沙喜が転がり込んできて、男の子は0歳から保育園に通っていた。ただ誰も働いておらず、数年前からガスを止められていました。一家は生活保護を受給していて、料理はカセットコンロを使い、お風呂も近所の銭湯に通っていましたが、そこが廃業してからは近所の家に貸してもらっていたと聞きました」

 地域でも、ひときわ異彩を放っていたわけである。

「沙喜はいつもボサボサ頭でサンダル履き、子育ても普通ではなかった。玄関先で修君を『お前ふざけんなや』と怒鳴ったり、保育園の送り迎えの際には子供用のハーネスを着けた修君がもたもたすると『何やっとんじゃお前!』と、辺りかまわず叫んで、バス停で待っている時などペットみたいに修君を道路標識に縛りつけたりしていました」(同)

 こうした“折檻”は、次男の大地が暮らしに加わった昨年暮れからエスカレートしていった。

「いつも沙喜とは指を絡ませながら歩いていたので、最初は彼氏かと思っていました。その頃から『はよ食えや』といった男の怒声や、鈍器で何かをたたくような音が聞こえ出した。修君が2階のバルコニーに放り出されて『助けて』と泣き叫ぶこともありました」(同)

弟との“関係”をほのめかす沙喜容疑者

 祖母の監禁が続いていた6月19日の夕刻、4人きょうだいは修君を遺棄すべく、連れ立って外出した。

「スーツケースを引きながら、楽しそうに談笑しているサングラスの4人組とすれ違いました。彼らがいた場所に、女性ものの二つ折り財布が落ちていたので交番に届けたのですが……」

 とは、別の住民。交番で財布の中身を確かめたところ「穂坂沙喜」と記された所持品が出てきたという。前出記者が言う。

「修君の死因は外傷性ショックの疑いと発表されました。背中を中心に打撲の痕跡が広がっており、遺棄前日の18日から暴行が激しくなったとみられます。県警は、祖母の監禁傷害と修君の遺棄のいずれも大地が主犯だと踏んでいる。実際に沙喜は『弟に指示された』と供述し、祖母も『大地が(遺棄に使った)スーツケースを用意させていた』と説明しています」

 それでも、謎は尽きない。

「祖母の夫の所在や生死は不明。また大地には妻がいて別居状態だという。さらに、肝心の修君の父親についても県警は“正式に戸籍に出てこないのでわからない”としています。また沙喜に至っては、弟である大地との“関係”をほのめかすなど、判然としない状況が続いています」(同)

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