仁科亜季子親子が語る、宮崎県で就労支援施設を始めた理由

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 仁科亜季子さん(70)・克基(まさき)氏(40)親子が、宮崎県で障害者就労支援施設のフランチャイズ店を運営するという。芸能人の彼女らは、なにゆえ宮崎という地で、あえて畑違いの業態を選んだのか。ご本人たちに“真相”を尋ねると――。

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 仁科亜季子さんは、祖父に日本舞踊家、父親に歌舞伎俳優を持つ生粋の芸能一家の女優だ。俳優の故・松方弘樹(享年74)との結婚・離婚や、がんの闘病など紆余曲折を経て、今年、古希を迎えている。

「私と一緒にやろっか」

 そんな彼女に再び人生の転機をもたらしたのは、松方とのあいだに生まれた息子の克基氏だったという。

「もともと、宮崎県に本部を置く(就労支援事業所運営会社の)ガルヒの社長さんと釣り番組を通じて知り合い、社長から障害者就労支援事業について話を聞いていたんです。それで興味を持って、実際に施設を見学させてもらったら、障害のある方々が生き生きとされていて、これは、すごくいいことをされているなと感動してしまって」(克基氏)

 克基氏が亜季子さんに、

「俺もああいう仕事をやってみたい」

 と、語ったところ“意外”な反応が返ってきた。

「だったら、私と一緒にやろっか」

 母親の後押しも受けて、克基氏が件の社長に相談すると、それならガルヒのフランチャイズ店として始めてみるのはどうかという話になり、とんとん拍子で物事は決まっていった。

 そして6月1日、宮崎県日南市で障害者就労支援施設「ヒカリマーリン」をオープンさせる運びとなったのである。特徴はITに特化した支援事業で、プログラミング言語やデザインソフトの使用方法が学べるのだという。

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