【広末涼子】早大入学が人生に大きな影、映画製作発表でナゾの涙…16歳から今も変わらない無垢と脆弱さ

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

 広末涼子(42)とレストランのオーナーシェフ・鳥羽周作氏(45)のダブル不倫問題がくすぶり続けている。夫のキャンドル・ジュン氏(49)の言動が物議を醸していることもあり、出口が見えない。広末は若いころから世間の耳目を集める騒動や問題を起こしてきた。どうしてなのだろう。デビュー直後から振り返り、考えたい。

広末は無垢なまま

 広末と会ったのは1996年。16歳になった広末が故郷の高知市から上京し、TOKYO FMでレギュラー番組を始めた際、インタビューさせてもらった。

 広末は初対面なのに全く物怖じせず、屈託や憂いを欠片も感じさせなかった。弾けんばかりの笑顔を浮かべながら、友人のように接してくれた。

 若い芸能人と接する機会は少なくないが、広末ほど無垢だった人はいない。芸能人意識もほとんど感じさせなかった。あのころ広末を取材した記者は、皆が同じような思いを抱いたはずだ。

 あれから27年。“交換日記”を鳥羽氏と交わしていたことを知り、今も無垢なところが強く残っているのではないかと感じた。バレたら大騒ぎになり、女優人生のダメージとなることを想定していなかったようだから、芸能人意識も薄いままなのではないか。

 昨年4月に刊行された広末のエッセイ集『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』(宝島社)は、広末がデカルトやニーチェら哲学者や著名人の名言を並べ、それに関係するエピソードを書いたものだ。その中にこんな下りがある。

「広末涼子、40歳。“愛すること”を知るのは、まだまだこれからなのかも知れない」(『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』)

 エッセイ刊行の時点でキャンドル氏との結婚から12年が過ぎていた。子供は3人。にもかかわらず、こう書けてしまうのだから、やはり無垢なのだろう。

 無垢こそ広末が放ち続けている透明感の“正体”だと思っている。ただし、芸能人にとって無垢は両刃の剣。必ずしもプラスにならず、むしろウィークポイントになると思う。損得や後先をあまり考えないので、騒動や問題に巻き込まれやすい。今回のダブル不倫問題はまさにそうだろう。

 振り返ると、広末は高校時代、神奈川県内の近親者の家に下宿していた。学校はほとんど休まずに通う一方、恋をしたり、フラれたり。芸能活動をしていることを除くと、ごく当たり前の女子高生ライフを送っていた。

 そのころ記者の間の雑談で話題になったのが、広末はフラれると、かなり落ち込むということ。モテるのだから、気にしなくてもいいと思うのだが、受け流せないようだった。

次ページ:引きずり続ける早大入学問題

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。