ヒロド歩美アナ 阪神愛のきっかけはマット・マートン…野球と“関西特有の事情”で鍛えられたMC力

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

「高校野球取材ならヒロド歩美」のイメージが定着

 今年春の番組改編を機に朝日放送テレビ(本社・大阪府)を退社し、フリーアナウンサーに転身したヒロド歩美アナ。4月3日からはスポーツキャスターとして「報道ステーション」(テレビ朝日系・毎週月~金曜午後9時54分~)に出演し、一躍注目の存在となっている。とはいえ、ヒロドアナは局アナ時代から全国放送の番組に多数レギュラー出演していたため、その人気はすでに全国区であった。ここで改めて、ヒロドアナの魅力と凄さを検証してみよう。

 まずは簡単なプロフィールから。ヒロドアナは1991年10月25日に兵庫県宝塚市で生まれ、現在は31歳。父は日系オーストラリア人3世、母は日本人のため、本名はヒロド・ビクトリア・歩美である。漢字表記の「廣戸」姓もあるが、戸籍上の本名はカタカナ表記だ。

 2014年春に早稲田大学国際教養学部を卒業し、朝日放送(現・朝日放送テレビ)に入社。同年7月22日に放送された「速報!甲子園への道」で全国ネットパートのキャスターを担当し、番組デビューを果たした。以後、19年まで同番組のキャスターを務めている。

 高校野球関連では、15年に全国高等学校野球選手権大会テレビ中継の甲子園スタジオキャスター、16年からは古田敦也とのコンビで「熱闘甲子園」のキャスターを担当。さらに「GET SPORTS」(日曜深夜)の高校野球特集で取材を担当するなど、全国の高校野球ファンには“高校野球取材ならヒロド歩美”というイメージが完全に定着した。

 彼女を語る上でもう1つ欠かせないのが、阪神タイガースだろう。関西で行われる阪神戦の中継での活躍ぶりは地元ファンに広く知られている。とはいえ実は、社会人になるまでプロ野球の知識がほとんどなく、セ・パに12球団あることすら知らなかったという。

次ページ:“阪神&野球愛”への道を開いたマートン

前へ 1 2 3 4 次へ

[1/4ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。