ヒロド歩美アナ 阪神愛のきっかけはマット・マートン…野球と“関西特有の事情”で鍛えられたMC力

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今年のフリー転身はまさにベストのタイミング

 朝日放送は準キー局だ。そこに所属する女子アナとして全国放送番組のレギュラーを次々と掴み取った要因には、関西のテレビ局ならではの事情が考えられる。関西の番組では普段から芸人を相手にすることが多いため、ボケやツッコミを巧みにさばかなければならない。他の地方のアナとはアドリブをこなす場数が違うのだ。

 加えて、ヒロドアナはどんな相手でも物怖じしないが、礼儀正しい。大御所芸人を相手にしても、視聴者は安心して観ていられるワケだ。

 さらに、女子アナはほぼ大半が“インテリ”のイメージを持ち、その言葉につきまとう堅苦しい雰囲気もある。しかし、ヒロドアナにはそれが皆無。頭脳明晰なのに相手に緊張感を与えない。いつもハキハキとしていて、親しみやすく可愛らしい性格の持ち主である。

 その一方で、自分の意志を伝えるべき場面ではしっかりと伝える。こうしたギャップも大きな魅力なのである。加えて、アナウンサーとしての言葉選びの巧みさや話術の幅、番組を回す力は同世代の中ではトップクラスといっていい。

 モデル顔負けの可愛さと美しさも強く印象に残るが、アナウンサーとして確かな実力を発揮したことで、地方局の女子アナの中で高い知名度を誇った。今年のフリー転身はまさにベストのタイミングであり、今後はさらに活躍の場が増えていくだろう。“新しいステージ”に突入したヒロドアナから、ますます目が離せない。

上杉純也

デイリー新潮編集部

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