東京新聞が報じて炎上の「カラス生食会」に現職国会議員も参加していた 主催者は「これからも食べ続けます」

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マネできないでしょ

 まずAさんが力説したのは、「マネをする人が出たらどうする」というネット民の反応についてである。

「マネできるわけがないでしょ。そもそも、鉄砲の免許を持った知り合いが身近にいますか」

 狩猟期間は11月15日から2月15日までの4カ月間。Aさんは、その間、知人の猟師から獲れたばかりのカラスを譲ってもらい、すぐさま自宅で自らさばき、冷凍保存して、季節のうちにメンバーらと食するのだという。

「昔はそんな猟師さんが周りに4、5人いたけど、今は一人。持ってきてもらったカラスを自分でさばいたり……、こんなこと、簡単にマネできないでしょ」

 さらに強調するのは、「食中毒が危ない」という指摘について。今回ネット上で騒ぎが起きたことを受け、厚生労働省は3月8日、〈ジビエはしっかり中まで加熱して食べましょう〉と呼びかける注意喚起のイラストに、新たにカラスを4羽加えた新バージョンを作成し、改めてTwitterなどにアップした。

 これらネットなどでの反応について“過剰だ”と語る。

「生食に食中毒のリスクがあるのは当たり前の話でしょう。ユッケだって全部同じ話。私たちは商売として参加を呼びかけているわけではありません。いつも季節になると、みんなが食べたいって言うから、場所とカラス肉を用意して一緒に楽しんできただけです。参加したものの、やっぱりやめておきますって言う人もいますけど、無理強いしたことなんてない。醤油漬けにして殺菌もしているし、ちゃんと料理研究家の方のアドバイスも受けながら、食中毒には気をつけて食べている。30年間で一度も事故は起きていない」

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