「数年前に彼のお父さんが謎の死を…」 京都タリウム殺人、容疑者の実家で起きていた不可解な動き

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 悶え苦しみ、のたうち回る彼女を見て、その「男」は何を思ったのか。首尾よく進んだ自分の計画に満足していたのか。毒を盛った彼女を親に引き渡すほど、落ち着いていたのはなぜだったのか。もしや、その光景を見るのが“初めてではなかった”、としたら――。

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 事件が発覚したのは、子どもの健やかな成長を願うはずのひな祭り当日だった。

 3日、大阪府警は立命館大学に通う浜野日菜子さん(21)を殺害したとして、宮本一希容疑者(37)を逮捕した。殺害に使われたのは無味無臭で水に溶けやすく、わずかな量でも人を死に至らしめる劇薬のタリウムだった。

 府警によれば、昨年10月12日午前、京都市内の浜野さんの自宅マンションで酒を飲んでいた際に、何らかの方法でタリウムを彼女に摂取させた、というのである。

「宮本容疑者は逮捕前“浜野さんが急に咳き込み始め、症状が良くならないので、浜野さんの母親に連絡した”と任意聴取で話していました。浜野さんはその後、病院に搬送され、死亡。タリウム中毒による急性呼吸窮迫症候群が原因だとして、タリウムの入手先などを慎重に捜査しています」(府警担当記者)

ゼクシィの営業

 京都市で生まれ育った宮本容疑者。学生時代を京都で過ごし、大学卒業後、東京のリクルートに勤務していた。

 かつての同僚によれば、

「彼は大学を出た後に関西の会社に一度就職してから、転職で上京し、リクルートに入ってきたんです。2010年か11年のことだったと思います」

 その仕事内容は、

「結婚情報誌の『ゼクシィ』の仕事に携わっていました。結婚式場の広告を取ってくる、営業の業務などです。仕事はマジメで成績が良かったことから社内で表彰されたこともありました」

 リクルートに転職した時には結婚していたものの、7年ほど前に離婚し、ほどなく別の女性と再婚。妻が妊娠し、子育ては京都でしたいという理由から5、6年前にリクルートを辞め京都に戻ることになった。子どもに幼稚園受験をさせるような教育熱心な家庭だったようだ。

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