今年の大晦日はどうしてもダウンタウンで特番をやりたい…早くも動き出した日テレの戦略

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ダウンタウンの出ない大晦日

「結果的に、芸人のネタ見せ番組になりました。タイトルに“vs Z世代”とよく似た“昭和芸人vs平成・令和芸人”と打ったのは苦し紛れに過ぎません。日テレとしては、Z世代と昭和の人気タレントたちによるトーク番組を放送したかった。しかし、ダウンタウンがMCを引き受けてくれないことには、同じ企画をナインティナインと東野幸治でやるわけにはいきません。そこで“世代対決”の部分だけ残し、吉本興業にお願いして芸人をできるだけ多くキャスティングした特番を7時間半にわたって生放送したのです」

「笑って年越し!世代対決」の世帯視聴率は、第1部が7・0%、第2部が5・1%。個人視聴率は、第1部が4・7%、第2部が3・3%で、2年続けてテレビ朝日の後塵を拝する形となった。

「そもそも日テレは、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』のコーナー企画だった『笑ってはいけないシリーズ』を、大晦日の年越しスペシャルとして2006年から2020年までの15年間、放送してきました。『NHK紅白歌合戦』の裏で民放No.1の視聴率を取ってきましたが、21年に休止が発表されて以来、その座から陥落することになったのです」

 SNS上には「笑ってはいけないシリーズ」を待ち望む声が溢れた。

《笑ってはいけないを大晦日にやってないから永遠に年越しなし》

《笑ってはいけないを見て笑って年越しが大晦日夜の過ごし方だからな…紅白はつまらんし。復活してくれ》

《大晦日ガキ使無かったから、Hulu入って過去の罰ゲーム順番に観てる》

 やはりダウンタウンでなければダメなのだろうか。

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