今年の大晦日はどうしてもダウンタウンで特番をやりたい…早くも動き出した日テレの戦略

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松本と浜田のトーク

「彼らが出演することで注目度は全く変わり、高視聴率コンテンツになるのです。実際、昨年の『ダウンタウン vs Z世代』は高視聴率でした。企画の良さはもちろんでしたが、なによりも大物となったダウンタウンの2人によるトークに振り切った特番はありそうでなかったからだと思います」

 言われてみれば……。

「深夜番組として1989年にスタートした『ガキの使いやあらへんで』は、いまや日テレでは『笑点』に次ぐ長寿バラエティ番組ですが、元々は松本人志と浜田雅功のトーク番組として人気でした。その後、2人がベテランになるにつれ、『ガキの使いやあらへんで』でも2人のトークは減ってしまいました」

 そんな中、注目されたのが昨年4月に行われた吉本興業110周年記念イベント「伝説の一日」だった。

「事前からダウンタウンが漫才をするのではないかと言われており、大阪・なんばグランド花月の舞台で31年ぶりとなる漫才を披露すると、大きな話題となりました。吉本には『もう一度見たい!』という声が多く寄せられ、年末年始に期間限定で有料配信まで行ったほどです。だからこそ、2人のトークが主体の『ダウンタウン vs Z世代』は貴重な番組なんです」

「ダウンタウン vs Z世代」の第2弾は、本当なら大晦日に放送したかったが、およそ1カ月遅れの2月4日に。

「日テレは吉本同様、配信も考えていました。グループ会社にはHuluという配信プラットホームもありますから2次収入も期待できる。だからこそ『ダウンタウン vs Z世代』は、昨年の大晦日に放送したかった。ようやく第2弾が放送されることで、今年の大晦日の布石になれば、と期待しているのです」

デイリー新潮編集部

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