「スッキリ」後継番組のMCが山里亮太になった裏事情 「最初に選ばれたのはヒロミ」

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長年所属した田辺エージェンシーから独立

 さらに7月期ドラマでは、フジの月9主演に意外なあの女優がリストアップ。

「森七菜さんです。森さんはかつて、岩井俊二監督が逸材と絶賛し、新海誠監督の映画『天気の子』でヒロインの声優を務めました。しかし、2年ほど前に所属事務所ともめ、移籍トラブルに発展しました。一時は仕事がほとんどなくなるほどで“母親が現場介入している”とも報じられ……。月9出演が実現すれば、失地回復のチャンスになります」(先のフジ関係者)

 このクール最大の注目作はTBSの日曜劇場だろう。堺雅人(49)と阿部寛(58)が主演する。

「2013年に大ヒットした『半沢直樹』のプロデューサーが手掛けるといわれ、さらに、福沢諭吉の玄孫で、『半沢』の監督だった福澤克雄さんも制作陣に加わります。仮タイトルは『VIVANT』。TBS内での期待値も非常に高いです」(キー局幹部)

 その堺は先頃、所属する田辺エージェンシーを退社し、独立したことが明らかになった。堺は04年、30歳の時に三谷幸喜脚本の「新選組!」(NHK)で知名度を高め、「半沢直樹」で大ブレークした苦労人だ。

「一緒に仕事なんてできないよ」

 長年にわたる事務所のサポートがあったことは言うまでもないが、

「“独立して会社をやりたい”と彼が言うので、どうぞ、と。それだけです」

 そう語るのは、田辺エージェンシーの田邊昭知社長(84)。言わずと知れた芸能界の“ドン”である。そして、

「それを言ってきたのは、昨年の6月とか7月ではないですかね」

 半年前の出来事と明かすも、独立の理由を聞くと、語気を強めてこう続ける。

「理由はわかんないよ。マネジメントを自分でやりたいと言うのだから、そういう人を引き留めてもうまくいくわけないじゃない。もう一緒に仕事なんてできないよ。自分でやりたいって言うのにさ、“君じゃダメ、僕じゃなきゃ”って誰が言えるんですか。(日曜劇場は)TBSと堺君で直接やってくれとなっていて、うちは関わっていません」

 どこか突き放した口ぶりに、独立劇の“裏”がうかがえる。あるいは、事務所への恩はすでに“倍返し”してもらったのだろうか。

 実は、堺は13年前に自身を役員、実父を代表取締役とする会社を設立している。会社登記の目的欄には「演技者のマネージメント」など、芸能活動に関わる項目がズラリ。その父親を訪ねると、

「(独立は)本人から話がありましたけど、全然わかりません。私は名前だけ(の社長)ですから……」

 春、桜が咲くころに書き換わるのは、テレビのラテ欄だけではない。季節は巡る。芸能界の趨勢も、まさに有為転変である。

週刊新潮 2023年1月19日号掲載

特集「(秘) テレビ『春の大改編』で人気芸能人の『明と暗』」より

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