「スッキリ」後継番組のMCが山里亮太になった裏事情 「最初に選ばれたのはヒロミ」

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 4月の改編を控え、新年早々、テレビ業界が喧(かまびす)しい。長年テレビを支えたベテランMC陣に冬の時代が到来する一方、ドラマでメインを張るのは新進女優。古巣の社長を振り切り、独立した俳優には期待作が……。さて、誰が本当の“春”を迎えることができるのか。

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「改編というのは視聴率と制作費のバランスなんです。視聴率が低下して、高額な制作費と釣り合っていないと判断されれば、その番組は打ち切りとなります」

 と語るのは、キー局のプロデューサーである。

 年が明け、いまテレビ業界と芸能事務所の関係者は民放各局の「4月編成」を注視している。どの番組が終わり、新たに始まるのはどんな番組なのか。春の改編はテレビ局と多くのタレントを抱える芸能事務所にとって、自らの浮沈を左右する一大イベントなのである。

加藤浩次のギャラ

 今春、最も注目されているのが、日本テレビの朝の情報番組「スッキリ」の後継だ。17年もの長い間、同番組でMCを務めてきたのは、極楽とんぼの加藤浩次(53)。ネックとなったのは、一度の出演で100万円とも報じられたその高額な出演料だった。

 日テレ関係者が解説する。

「2019年に発覚した吉本興業の闇営業騒動の時に、加藤さんは同番組内で吉本批判を展開し、“加藤の乱”と言われました。その後、加藤さんは吉本から独立。同社とエージェント契約を結ぶも、21年の3月に契約を解消し、後ろ盾を失う格好となった。高額なギャラも災いして、かねて“打ち切られるのでは”とささやかれてきたんです」

 実際、加藤は吉本興業との関係がこじれた3年ほど前、驚くべき行動に出ていた。

「加藤さん自らほかの民放のプロデューサーに“自分がMCをできる番組はないか”と売り込んでいたんです。その時、業界では“加藤さんのギャラは200万円に近いらしい”とうわさが広がり、加藤さんは演出に口を出すタイプで扱いづらいともいわれていたので、みな尻込みしてしまいました」(先のプロデューサー)

 今月9日早朝、「スッキリ」に“出勤”する加藤を自宅前で直撃すると、

「ここまでやらせていただいたことに本当に感謝、感謝です。それに尽きますね。(各局への売り込みは)いや、それは記憶にないですけど」

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