「自ら鉄斧を振って仏像を破壊」――宗教を弾圧して乱世を終わらせた「中国の織田信長」

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織田信長、後周の世宗(柴栄)

(左)後周の世宗(柴栄)。(出典:Wikimedia Commons)(右)織田信長、重要文化財《織田信長像》。賛・跋(原本は1583年)。狩野元秀画、長興寺蔵 (出典:Wikimedia Commons)。(他の写真を見る

 旧統一教会が日本政治を揺るがせているが、いつの時代も政治にとって宗教は鬼門である。かつて織田信長は、一向一揆や比叡山延暦寺と死闘を繰り広げ、これを制することで天下統一への道を切り開いた。

 中国でも、仏教を徹底的に弾圧して、五代十国と呼ばれる乱世に終止符を打った偉人がいる。中国史上「最後の仏敵」とされる後周の世宗(せいそう)〈柴栄(さいえい)〉である。...

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