「パナソニック ホームズ」が「反社物件」で大儲け すねに傷を持つ金融ブローカーが介在

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承知のうえで

 暴対法の施行以降、いわゆる「反社物件」には、警察が監視の目を光らせている。不動産業者も容易には扱えず、塩漬け状態に置かれるケースがほとんどだ。

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 例えば、東京・新宿駅から徒歩1分という超一等地の「真珠宮ビル」。詐欺師や事件屋など闇勢力が入り乱れ、争奪戦を繰り広げた挙げ句、2006年3月、暴力団組員がビル管理者を刺殺する事件が起こった。その後、大阪の不動産業者の手に渡り、19年2月にフードコートがオープンしている。

 コリアンタウンの東京・新大久保界隈にある地上9階地下1階建ての「中島ビル」も、その名が知られた反社物件である。18年7月、「パナソニック ホームズ」が37億5000万円で手に入れたのだが、実は、パナソニック ホームズによる中島ビルの取得も、真珠宮ビル同様、後ろ暗さが漂うのだ。

 東京・新橋の不動産業者が明かすには、

「パナソニック ホームズに、中島ビルを横取りされました。パナソニック ホームズは反社物件だと承知のうえで、中島ビルを購入したのは間違いありません」

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