阪神新監督は「岡田」再登板か、「平田」昇格の「二つしかあり得ない」 復活を期す藤浪晋太郎は“やきもき”

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「岡田は貝になっている」

 阪神の来季監督の人選が9月下旬に差しかかっても、一向に表面化してこない。阪神の監督人事と言えば、在阪スポーツ各紙が最も注力するテーマ。とりわけ今季は、キャンプイン前日に矢野燿大監督(53)がシーズンいっぱいでの退任を表明したため、早々と取材合戦のゴングが鳴ったわけだが、阪神球団は6月に谷本修オーナー代行が「仮に(新監督が)決まったとしても、シーズンが終わるまで言うことは絶対にない」と明言。さらに9月になると、報道陣に監督人事報道の自粛を要請し、情報統制を徹底した。他球団や球界OBなど関係者からも核心を突く話が出ていない中、優勝経験があるNPB球団元監督は「この時期に来季の監督が決まっていないわけがない」とした上で、元監督の岡田彰布氏(64)の再登板か、現2軍監督の平田勝男氏(63)の昇格か「この二つしかあり得ない」と断言した。

 元監督によると、岡田氏は過去に再登板が取り沙汰された際、「まだ決定ではなかった段階で組閣作業に着手し、コーチ(の候補)たちを誘っていった。これが球団の知るところになり、別の監督が起用されたことがあった」と言う。

 阪急阪神ホールディングスの角和夫会長は岡田氏と同じ早大出身で、「週刊新潮」によって今季途中の「懇親ゴルフ」の場で事実上の就任要請が行われたと報じられるなど、かねて再登板を希望していると囁かれている。

「(岡田氏に決まっている場合は)発表前に漏れたら就任はなくなると本人が念押しされているのだろう。(懇親ゴルフ)報道では藤川(球児)や鳥谷(敬)の名前が出ていたことを暴露していたが、以降は次期監督の話題に“貝”になっている。今回は用心しているはずで、沈黙が監督就任を物語っているようにも見える」(元監督)

 一方の平田2軍監督については、元監督はこう推察する。

「矢野監督が呼んできた井上(一樹)ヘッドコーチは退任が確定的だが、他のコーチは、内部異動はあっても退団の可能性は低い。外部招聘のコーチはいても限定的になるので、そこから情報が漏れる可能性が低くなっている。(平田氏は)球団にとってはコーチ人事や外国人選手を含めた補強、ドラフト戦略の擦り合わせをするにしても物理的にコミュニケーションを取りやすい。外に話が出てこないのも内部昇格なら納得できる」

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