安倍元首相の国葬問題を取上げたBS番組で露呈 「なぜ君」小川淳也と立憲民主党のダメさ加減

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立民の迷走は続く?

 共産党には「与党のやることには何でも反対」という“お家芸”がある。

「小池さんの発言も、共産党を常に支持する層には響くのでしょう。広範な有権者を念頭に置いているとは言いがたいので、批判しても意味はありません。しかし、立民は違います。日本の政治には“政権交代能力を持つ野党”が必要であり、少なくとも立民はその役割を担う責務があるはずです」(同・ベテラン記者)

 衆議院選挙の選挙区は小選挙区制だが、これは二大政党制が前提となっている。与党の“独り勝ち”が続きライバル政党が“万年野党”となってしまうと、政治に緊張感が失われ有権者は失望してしまう。

 番組における小川氏の発言は、共産党のような“何でも反対路線”に引っ張られているのではないか──ベテラン記者はこう指摘する。

「小川さんが国葬に批判的な立場を取ることも、安倍政治の内政を批判することも、それ自体は問題発言ではありません。ただ、もし小川さんが安倍外交だけは積極的に評価したとすれば、『これまでの立憲とは違うぞ』と敏感に反応した視聴者=有権者は少なくなかったと思います。国葬に反対する約50%の有権者でも、立民支持層は少数派でしょう。立民が有権者から見直される日は遠く、当分の間は迷走が続くだろうなと再認識しましたね」

デイリー新潮編集部

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