「山口組」で初・前代未聞の通達 「神戸山口組、池田組、絆會の組員を組織から脱退させよ」

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執行部がシビレを切らした

「これまで6代目側は分裂状態の解決について、浪川会の浪川政浩総裁が仲介に動くなど政治的な解決を考えてきた部分もありました。しかし、事態の打開には至らず、いよいよ執行部がシビレを切らしたのかなとも感じました。神戸山口組も池田組も絆會もみな、早いうちに解散させるべく畳み掛けよという指示はなかなか重いものがありますね」

「執行部がシビレを切らした」点について詳しく聞くと、

「6代目の傘下組織の間の緊張感のなさを敏感に感じ取っているのかもしれません。抗争状態の終結という意味ではかねて呼びかけてきたわけですが、実際に動く組織となると、3代目弘道会、2代目竹中組、倉本組、秋良連合会、3代目一心会とそれぞれの傘下組織にほぼ絞られます。3代目一心会のほか幾つかの組織を除き、トップはいずれも6代目の若頭補佐など執行部側で、動きの鈍いそれ以外の組織は“ぬるま湯につかっている”と執行部から睨まれているはず。そうでなければ今回のような通達をするはずはないでしょうから」

 竹垣氏の言う「ぬるま湯につかっている」とは、風呂から上がると風邪を引く、つまり、本気で抗争に打って出ようとしても事をなし得ないことを意味している。

「兵隊(組員)がいない、資金力がない、従って現状維持がベターという判断をしているのでしょう」

親分の目の黒いうちに

「脱退強化」を促すような主旨の今回の通達は前代未聞だったわけだが、なぜこのタイミングだったのか? 

「親分の目の黒いうちにということだと思います。今年に入って、5代目極東会の松山眞一会長や住吉会の関功代表が相次いで亡くなりました。6代目稲川会の清田次郎総裁も倒れるなど、代表的な暴力団トップの死や健康不安に直面する中、6代目の司忍組長も80歳を迎えており、“意志がはっきりしている間に親孝行を”と考えるのは若頭以下、“子”である者たちとして当たり前の発想です」

 これを受けた神戸山口組、池田組、絆會の受け止め方はどうだったのか?

「間違いなく緊張感が走ったと思います。彼らもまた抗争が延々と続く中で、気持ちが緩む部分が出てきていると思います。かといって何か動けるわけではないでしょうが」

 ちなみに、今回のような通達は足がつくことを警戒し、文書に残すことはなく口頭で伝えられるのが慣例なのだという。

デイリー新潮編集部

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