「6代目山口組傘下」の3次団体組長が秋葉原でコンカフェのコンサルタントに刺殺されたワケ

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ある種のコンカフェ包囲網

 例えば今月19日、秋葉原のコンカフェで13歳の女子中学生を働かせたとして、万世橋署は児童福祉法違反の疑いで店長らを逮捕している。

「メイドカフェやコンカフェの中には、もちろん優良店も少なからずあり、観光資源として貴重な店も多い。しかし、その一方で、悪質な客引きやぼったくりなどが常態化していることも事実で、当局はそれを問題視してきました。細かなコンセプトに分かれるとはいえ、同じようなタイプの店が狭い場所に集まっているだけに、差別化のためにサービスが過激になることもままあったと見られます」(同)

 要するに、「コンカフェ包囲網」が敷かれているとは言わないまでも、商売のしづらさが際立ってきていたとは言えるのだろう。

「以前は海外から多くの客がやってきたということですので、コロナ禍で経営は大きなダメージを受けたようです。そんな中でみかじめ料の要求にも応えなければならないとなると、容疑者も思い詰めるところがあったのかもしれません」(同)

 被害者と容疑者との付き合いは10年に及ぶという。容疑者が犯行に及んだのは夕方6時半ごろ、JR秋葉原駅に程近い路上においてだった。現場には被害者の血がとめどなく流れたほど容疑者は迷いなく刺していることから、みかじめ料の要求への悩みは相当なものだったと推察される。

デイリー新潮編集部

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