コンビニの戦略に「ドハマり」 女優・片山萌美が思わず手に取る“限定”商品

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コンビニの戦略にまんまとハマる女優

渡辺:学生時代はお菓子を買うことが多かったとのことですが、現在はコンビニで何を買うことが多いですか?

片山:「カリカリ梅」です。今日はファミマの「まろやかな酸味ひとくちカリカリ梅」を買ってきましたが、どこのチェーンでも購入しています。

渡辺:カリカリ梅って、大手3社ともPB(プライベートブランド)で出てます?

片山:ありますよ。ちなみに私は無着色のタイプがお気に入りです。バッグには必ずカリカリ梅か「ピュレグミ」(カンロ)が入っていて、小腹が空いたときの強い味方です。あとは、ロケで地方に行ったときに必ずコンビニに寄って「珍しいお酒」を買いますね。

渡辺:珍しいお酒?

片山:地方のコンビニって、地ビールなどの地域限定のお酒を置いてる店舗が多いじゃないですか。そうした商品を探すのが大好きなんです。先日見つけたのは「パインアメサワー」(三菱食品)で、すごく可愛いデザインでした。本日は都内のコンビニですが、「黄桜 悪魔のビール レッドセッションIPA」(黄桜)を買ってきました。これ、気になりませんか?

渡辺:日本酒のイメージが強いだけに、たしかに黄桜のビールは気になりますね。

片山:ですよね! 赤と黒の2種類がありましたが、黒ビールは味の想像がついたので赤い方を購入しました。

渡辺:赤と黒、2種類の商品が並べて売られていたのがポイントですね。1品だけだと目立ちにくいけど、赤と黒が並ぶと迫力があるから手を出しやすくなります。

片山:まさにそんな感じで手に取りました!

渡辺:コンビニのお客さんとして理想的だよね(笑)。

片山:どういうことですか?

渡辺:期間限定や地方限定の商品に対する食いつきが良くて、陳列効果でも見事に手に取ってくれる。コンビニの戦略に完全にハマってる消費者なんですよ。もしかしてだけど、ファミマの「sopo」もTwitterやInstagramで知ったタイプ?

片山:そうです! なんでわかるんですか?

渡辺:「sopo」というブランドは、SNSを上手に活用してヒットしたコンビニコスメなんです。だから、インフルエンサーの影響を受けたのかなと。

片山:仰る通り、インスタグラマーが紹介しているのを見て、気になって買いました。

渡辺:まさにコンビニ業界の狙い通りの人です。いや~、素晴らしい。

片山:そう言われると、なんか恥ずかしいかも(笑)。

(取材・構成/松本晋平)

片山萌美(かたやま・もえみ)
女優。1990年東京都生まれ。ウイントアーツ所属。大学在学中の2012年、第44回ミス日本コンテストに出場し「ミス日本ネイチャー」を受賞。グラビアで注目を集めたのち、現在はドラマ、映画、舞台などで活躍中。近年のおもな出演作は、映画『永遠の1分。』、『ボクたちはみんな大人になれなかった』、舞台『新サクラ大戦the Stage』シリーズ、『ガーネット・オペラ』など。また、7月15日(金)よりスタートのテレビ東京の連続ドラマ『警視庁強行犯係 樋口顕 Season2』に藤本由美役でレギュラー出演中。

渡辺広明(わたなべ・ひろあき)
流通アナリスト。コンビニジャーナリスト。1967年静岡県浜松市生まれ。株式会社ローソンに22年間勤務し、店長、スーパーバイザー、バイヤーなどを経験。現在は商品開発・営業・マーケティング・顧問・コンサル業務など幅広く活動中。フジテレビ『FNN Live News α』レギュラーコメンテーター、TOKYO FM『馬渕・渡辺の#ビジトピ』パーソナリティ。

デイリー新潮編集部

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