車上のセクシー元大臣から路上の「ブラ候補」まで 参院選、それぞれの目立ち方

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選挙は目立ったもの勝ち?

 選挙戦においては、真面目な政策論争を交わすべきだ――そんな正論を言われれば誰も逆らえるものではない。が、実際に戦っている側の本音としては、街頭ではとにかく目立たなければ始まらない、といったところではないか。今回の参院選でさまざまな「目立ち方」をした候補者、応援団を見てみよう。

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 選挙戦で人目を引くツールとして王道なのは、有名人、大物政治家を呼ぶというもの。

 この点においては、いまでも高い人気を誇っているのが、小泉進次郎元環境大臣(41)だ。

知名度バツグンの「セクシー大臣」

 菅内閣の閣僚としては「セクシー大臣」といった異名を得たり、またレジ袋廃止で強い反発を買ったりと、あまりいいところは無かった印象も強いが、それでも知名度は抜群。演説も並の候補者とは比べ物にならないくらいうまい。

 身のこなしも、まだまだ若々しく、7月1日、渋谷駅前の街頭演説で一番目立っていたのは間違いなく小泉氏だ。

 写真で見ると、両手でハンドパワーを送っているようにも見えるのだが、これは右に立つ候補者、朝日健太郎氏(46)に対して「カメラはあっちだよ」と取材陣を示しながら、手を振るように促しているシーン。

 普通に指さすのではなく、全身を使ってオーバーに伝えるあたりは、小泉家の伝統芸かもしれないけれども、結果として余計に候補者を食うことになっていた。

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