寿司デート報道「中川会長」が顧問で返り咲き? 新生「日本医師会」で進む“仰天”人事プラン
臨時代議員会で議案提出
一方、前出の日医関係者はこう話す。
「私が聞いているのは、中川氏のほうから顧問就任を松本会長に要請したというもの。このまま日医を去ると、中川氏は“スキャンダルの責任を取って退陣を迫られた不名誉な会長”として歴史に名が残りかねません。しかし退任後に顧問におさまれば、それら負のイメージを払拭できるかもしれない。調和を重んじる松本会長の性格を見透かした上での中川氏の“秘策”とも囁かれますが、往生際が悪いとの声が圧倒的です」
日医の場合、顧問といっても無給であり、名誉職でしかないという。そのため中川氏が今後、拠点を地元・北海道に移すことに変わりはないとされる。
ただし顧問であれば、「医師会関連の仕事などで東京に来る際の経費等は支給される」(前出・関係者)とも。
ちなみに日医の歴史上、顧問に就いたのは2人のみ。いずれも会長を務めた羽田春兔氏(92年就任)と村瀬敏郎氏(96年就任)で、「以降20年以上にわたって顧問に就いた者はいない」(日医幹部)という。
意味深な医師会の回答
現在、取り沙汰されているのは「新体制発足後、根回しを終えた上で、秋頃までに臨時の代議員会を開催。中川氏の顧問就任の議案を諮り、了承を得る」(前出・幹部)というタイムスケジュールとか。
日医に事実確認を求めると、
「顧問の委嘱については、本会定款上、代議員会決議事項です」
とした上で、
「6月25日、26日の両日に開催される代議員会において、顧問委嘱の議案を提出する予定はありません」
と含みを残す回答だった。
組織を巻き込んだ「新旧会長」の駆け引きが続く。
[2/2ページ]


