23歳女性が監禁逮捕男とSNSで連絡を取った理由 カギを握る動画撮影の中身

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行方不明から約2週間後

 東京・文京区の23歳の女性が行方不明になり、6月18日に変わり果てた姿で発見された事件。女性を監禁した疑いで逮捕された三瓶博幸容疑者(33)と彼女とはSNSを通じて知り合ったというが、その目的とはいったい何だったのだろうか。

「家を出たきり戻らない。何か事件に巻き込まれたのではないか」――コトの発端は、女性の家族から警察への相談だった。

「文京区の自宅で家族と暮らしていた女性は6月5日の朝に外出してしばらく経ってから、連絡が取れなくなっていました。8日になって家族が警察に連絡をし、警視庁は捜査を始めたのです」

 と、社会部の担当記者。

「防犯カメラなどの解析などを進めた結果、茨城県常陸太田市の別荘で三瓶容疑者が女性と一緒にいたことがわかり、監禁容疑で逮捕しました。別荘周辺を捜索したところ、近くの林道から少し逸れた場所で女性の遺体が発見されました。三瓶容疑者の車のドライブレコーダーには林道方面へ向かう様子が記録されており、亡くなった女性を遺棄したものと見られています」(同)

同人動画の世界

「二人はSNSを通じて今年の2月ごろに知り合ったようです。目的は動画撮影。女性はフリーのモデルをしていて、SNSで撮影を希望するメンバーを募っており、それに手を挙げたのが三瓶容疑者だったということです」(同)

 女性はどこかの事務所に所属している訳ではないので撮影者と直に交渉し、それがまとまれば報酬を受け取る。撮影者は動画を編集し、ネットで販売するという流れだ。

「同人動画と言うのでしょうか、セクシーなものからハードなもの、そしてマニアック系まで細分化された世界です。どういうレベルのものに出演していたかは不明ながら、女性はこれまで複数の動画に出演してきたようです」(同)

 動画出演の動機は何だったのか?

「お金にかなり詰まっているという話が聞こえてきました。実家暮らしなのでそんなにお金に困る要因があるのかはまだわかっていませんが」(同)

 警視庁が容疑者のスマホを調べたところ、女性が手錠をかけられていたり、一緒に写ったりしている映像が残されていたという。

「別荘には地下室があり、そこで撮影を行っていたようです。手錠について容疑者は“不当な拘束ではない”と話しており、撮影用の小道具として使用されたと見られています」(同)

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