プーチン「進行がん」「暗殺未遂」情報の真偽は いくつかの臓器に転移している可能性も

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 暴虐非道の暴君の病状は、これまで本誌(「週刊新潮」)も繰り返し報じてきたのだが、ここに至って、いよいよ本格的な重病説が。加えて耳にするのは、未遂に終わった暗殺と軍崩壊の兆し。プーチン、ついに進退窮まるか。

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 米国の有力週刊誌ニューズウィークの電子版(6月2日付)の記事が世界に波紋を広げている。それは、

〈機密扱いの情報だが、プーチンは既に進行癌で、4月に治療を受け、どうにか持ち直したようだという。米情報機関の幹部3人が、本誌だけに明らかにした。去る3月にプーチン暗殺の試みがあったことも、この報告で確認された〉

 というもの。

 筑波大学名誉教授の中村逸郎氏はこう読み解く。

「私がその記事を読んで正しいなと思ったのは、すでに5月末にロシアのラブロフ外相が記者会見でプーチンの重病説を全面否定していたからです。軍事作戦を展開している大統領の健康問題は、ロシアの国内メディアでも報じられることなど本来あってはならない。外相が無視すべき質問に触れたのは、大統領の健康問題がかなり深刻なことを逆に裏付けています」

 もしも、プーチンが進行がんだとすれば、がんは粘膜表面にとどまらず、筋肉の層にまで達し、いくつかの臓器に転移している可能性すらある。

暗殺未遂説

 この点、大和大学教授で元産経新聞モスクワ支局長の佐々木正明氏も、次のように語る。

「プーチン本人も周囲も、コロナに感染するのを極度に恐れています。これまで、その対策の費用として、自分一人のために年間数十億円を投じていたともいわれています。コロナは悪性腫瘍を含む基礎疾患を持つ患者に重篤化のリスクがある。やはり大統領の体調には何らかの問題があったと考えるのが自然です」

 また、暗殺未遂説についてもこう言う。

「ウクライナの情報機関も同様に開戦当初、大統領の暗殺が試みられたものの、それが不首尾に終わったと明かしています」(同)

 大統領の心胆を寒からしめるのは、自身の健康問題や暗殺情報だけではない。

 目下、ロシアはウクライナ東部ドンバス地方に戦力を集中させているものの、戦況は一進一退。そしてここにきて、米英が長距離ミサイルシステムを供給するというのだ。

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