林真理子氏も三谷幸喜氏も出身 「日芸と日大は別」という意識はなぜ生まれるのか

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 スポニチAnnexは6月5日、「三谷幸喜氏興奮『うれしい』 日芸出身の林真理子氏が日大新理事長就任で」の記事を配信した。

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 作家の林真理子氏(68)が7月1日、日本大学の新理事長に就任する。林氏は同大の芸術学部文芸学科の卒業生。「マッチョな体質の古さを変えたい」と抱負を語った。

 このニュースを「情報7daysニュースキャスター」(TBS系列・土・22:00)が報じると、番組MCで脚本家の三谷幸喜氏(60)が歓迎するコメントを述べた。

 三谷氏も同じ“日芸”の演劇学科を卒業している。後輩が先輩にエールを送った格好だが、やはり少し一捻りした内容だった。スポニチの記事からご紹介しよう。

《三谷氏は「日芸は“日大とは別だ”といういやらしい伝統がある。林さんは日芸なのでうれしい」と喜び。「芸能界は日芸出身が山ほどいらっしゃる」と“日芸トーク”を続け、明大出身の安住紳一郎アナウンサー(48)は「本当に日芸で凝り固まっている」と失笑した》

芸能人も多数

 日本大学芸術学部は、写真、映画、美術、音楽、文芸、演劇、放送、デザインの全8学科で構成されている。1学年約900人の学生が、東京都練馬区にある「江古田キャンパス」で学ぶ。

 大手予備校の河合塾が発表した「2023年度入試予想ランキング表(私立大)【芸術・スポーツ科学系】」によると、日芸の「映画N1期」の偏差値は62・5。立教大学の現代心理学部「映像身体」と共に、このカテゴリでは最も高い難易度を示している。

 だが偏差値よりも、卒業生の顔ぶれが凄い。芸能、テレビ、広告、音楽、出版など、いわゆる“マスコミ業界”に多数の人材を輩出している。著名なOB・OGを列挙するときりがない。

 そこで、大学の名声を高めた人物に贈られる「日藝賞」の受賞者から、俳優と声優だけをご紹介しよう。ちなみに林氏も三谷氏も同賞を受賞している。

▼第1回・佐藤隆太(42)[映画]
▼第3回・真田広之(61)[映画]
▼第4回・十二代目市川團十郎(1946〜2013)[演劇]
▼第6回・船越英一郎(61)[映画]
▼第10回・中村獅童(49)[演劇・中退]、池松壮亮(31)[映画]
▼第13回・小野大輔(44)[放送]
▼第14回・本郷奏多(31)[写真]
▼第15回・黒島結菜(25)[写真・中退]

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