元東京地検特捜部長・熊崎勝彦氏、死去……“落としの熊崎”が明かした、政界のドン「金丸信」逮捕までの攻防

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 ゼネコン汚職事件など数々の大型事件を手がけ、東京地検特捜部長や日本野球機構(NPB)のコミッショナーを歴任した熊崎勝彦氏が、5月13日に心不全で亡くなった。享年80。“特捜の申し子”と称された熊崎氏を語る上で欠かせないのは、やはり元自民党副総裁・金丸信の逮捕劇だろう。東京地検特捜部の副部長だった熊崎氏は、脱税容疑がかけられた“政界のドン”の取り調べを担当し、見事に自供を引き出す。まさに“落としの熊崎”が本領発揮した事件と言える。

 生前の熊崎氏は『週刊新潮別冊《昭和とバブルの影法師》2017年8月30日号』において、金丸逮捕までの攻防を自ら振り返っている。...

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