終戦後、朝鮮人を利用して勢力を拡大した共産党 党史には書かれない“不都合な真実”
終戦当時、組織も資金もネットワークもなかった「日本共産党」は、その活動の多くを「在日本朝鮮人連盟」に負っていた。だが、両者の力関係はほどなく逆転する。党は、朝連の朝鮮人に入党して日本人とともに活動するよう要請し、事実上、指揮下に置いたのだ。
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在日本朝鮮人連盟(朝連)の創設メンバーだった張錠壽は、こう書いている。
「解放後になってから共産党員になった。そして、いつの間にやら細胞会議に出るようになった。朝連の組織部長になったころだと思う。...