岸防衛相の体調不良を岸田首相は見て見ぬふり…安倍家と岸家のややこしい事情もあるので

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報道には異論も

 現在はどうなのか。Twitterで検索してみると、岸大臣の健康状態を心配する層と、問題ないとする層の2つに分かれているようだ。それぞれ2つずつ紹介する。

《岸信夫防衛庁長官、銭湯のTVでチラ見したら杖ついてて、顔色もかなり衰弱しているみたいで心配》

《岸防衛相 健康状態は大丈夫? 歩行も発音も厳しい 車椅子で発音に問題がある大臣がいてもいいが、就任時から病状が進行してるのでは?と心配》

《パラリンピック開催中に、『足が悪いからお前には防衛大臣ふさわしくない』って論調の記事よく書けるな…》

《仕事上での判断が明確に出来るのであれば問題ないことだと思います》

「週刊ポストの記事は、岸さんが《歩行に支障をきたしている》ことしか伝えていないので、誤解を招いたのかもしれません。今年3月に発売された週刊文春の報道を見ると、岸さんの出処進退に直結するような、重大な《健康問題》が取り沙汰されているのだと分かります」(同・記者)

 週刊文春(3月10日号)に、特集記事「岸田政権、機能セズ」が掲載された。この記事には2本のサブタイトルが付いているが、そのうち岸大臣について言及した1本だけをご紹介する。

杖は2本に増加

「岸防衛相に健康不安 杖をつき、視察では倒れそうに」──記事から、《防衛省関係者》のコメントだけ、引用させていただく。

《「目もうつろで、話をするときに舌がもつれたりすることもある。今回のウクライナ侵攻では、防衛相は国家安全保障会議(NSC)の閣僚会合にも出席する立場です。職責を全うできるのでしょうか」》

 自民党の関係者は、「岸さんの健康を心配している人が増えることはあっても、減ることはありません」と言う。

「ずっと車椅子を使っています。また以前は、国会答弁で立ちあがる際、1本の杖を使っていました。ところが先日は2本になりました。とてもではありませんが、乙武さんが問題提起したような『スタスタ歩く』か否かというレベルではありません。Twitterでも『国会答弁や会見のネット中継を見ても、元気がなくて発言が聞き取りにくい』という指摘が投稿されていますが、本当にその通りです。永田町では重病説が囁かれており、具体的な病名も飛び交っています。事態は深刻です」

 政治に興味がある方なら、「政治家は健康状態については口が重い」ことをよくご存知だろう。

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