悠仁さま、“疑惑の作文”を再提出 入選取り消しなら「高校合格が揺らぎかねない」

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連携が不十分

 その要因として、天皇家のお世話をする侍従職と皇嗣職との連携が不十分だったことが挙げられるといい、

「庁内には、長官の発言を額面通り受け取る者はいません。警視総監や内閣危機管理監などを歴任した人が“うっかりミス”などするはずがないのです。ただし、結果的には、悠仁さまの門出をきっかけに世間の風向きを変えようとしていた秋篠宮家の出鼻をくじく格好となってしまった。とりわけ、この日を待ち望んでいた紀子さまは憤まんやるかたないご様子だったと伺っています」(同)

 そうした紀子妃のご心中を察するかのように、組織のトップたる長官が「不始末」を一身に背負い込む形で収めたというのだ。当の西村長官に尋ねると、

「何もお答えすることはありません」

 と言うのみ。皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授が言う。

「この一件は、天皇家と秋篠宮家とのコミュニケーション不全の象徴ともいえます。日程を決める上では、やはり天皇家のご予定が優先されるべきだと思いますが、卒業式についてはずっと前から決まっていたはずなので、同じ日を避けたければ事前に秋篠宮家の側から天皇家に調整をお願いするのが筋でしょう」

 ただし、

「秋篠宮家には、あるいは男子不在の皇室の危機を救ったことへの自信やプライドのようなものがおありで、それが天皇家へのお願いをためらわせたのかもしれません。本来ならば、いずれもおめでたい話として国民に受け入れられたはず。それが、この二つの行事が比較されてうんぬんといった事態になったのは日程の重複だけではありません。眞子さんと小室圭さんの問題をはじめ、秋篠宮家にネガティブなイメージが付きまとってしまっていることが、そもそもの問題ではないでしょうか」(同)

週刊新潮 2022年4月21日号掲載

特集「『疑惑の作文』修正でも『皇室特権』!? 『悠仁さま』を正せない『宮内庁』の“罪”」より

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