悠仁さま、“疑惑の作文”を再提出 入選取り消しなら「高校合格が揺らぎかねない」

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〈応募したあとの訂正は受けつけません〉

「秋篠宮家をお支えする皇嗣職のトップである加地隆治・皇嗣職大夫は、悠仁さまが修正された作文を北九州市に送付した旨、入学式前日の8日の会見で明かしました」

 とは、先の記者。

「これまで指摘されてきたのは、ガイドブックや研究機関のサイトからの無断引用でしたが、大夫によれば新たに注釈をつけたり文末に参考文献として加えたりといった修正はしたものの、本文は手を加えていないとのことでした」

 かねて記者会から修正作業の進捗状況を問われていた加地大夫は、

「修正版は“(文学館の)ホームページに掲載されることになると聞いている”として、具体的に何カ所を追記したのかは明かしませんでした。記者が“なぜ言えないのか”と問うても、“掲載をお待ちください”と言うばかり。まるで、あとは主催者側の判断に任せるといった“丸投げ”のようにも映りました」(同)

 が、そもそもこの賞の「応募の注意」には、

〈他人の文章を勝手に使ってはいけません。使う場合は(中略)どこから用いたかも必ず書いてください〉

 そう明記されており、さらには、

〈応募したあとの訂正は受けつけません〉

 ともある。すなわち今回、悠仁さまの作文をめぐる動きは、二重の違反を犯したことになるのだ。

“皇室特権”との批判を招く可能性

“不具合”が発覚した当時、主催者である北九州市立文学館は本誌(「週刊新潮」)の取材に、

「特に問題はないと考えております」

 と、実に苦しい返答をしていたのだが、宮内庁から責任を押し付けられた格好となった今回、あらためて聞くと、

「結論としては“元のまま”から“受賞取り消し”までいろいろ考えられますが、まだ何も決まっていません」

 としながら、

「修正された作文が届いたばかりで、市としては選考委員の方とも相談して対応を進めています。宮内庁からは『応募取り下げ』などのお申し出はありません。ただ、応募概要にも明記している通り、作品の訂正にはどんな場合でも応じていません。その点も含めて協議していくつもりです」

 本来、2度にわたってルールに抵触すれば「即アウト」となるところだが、そこは一般の中学生とは大いに異なる。あるいはここにも「特例」が、といった疑念を禁じ得ないのだが、

「こうしたケースは前例がないのですが、皇族の方だからと特別に扱うことはありません。個別の案件として判断し、何らかの形で結果は公表いたします」(同)

 そう明言するのだ。さる皇室ジャーナリストが言う。

「皇嗣職大夫の言い方だと、まるで主催者側に“忖度(そんたく)しなさい”と、賞の取り消しをしないよう無言の要請をしているかに受け取れます。作文は応募の時点で明らかにルールに反し、その上で禁止されている“訂正”までしているわけです。これで何の処分もなく、佳作に入選のままとなれば、再び“皇室特権”との批判を招きかねません」

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