ラランド・ニシダが語る予備校時代の“心根が腐った”友達 クズ過ぎる二人の思い出とは
嫌いなヤツの名前は脳にこびりつく
お笑いコンビ「ラランド」でツッコミを担当するニシダさん。年に100冊の本を読む読書芸人として知られ、3月にはWeb小説サイト「カクヨム」で作家デビューも果たした彼がつづった、浪人時代に予備校で出会った同級生との思い出とは。
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思い出は匂いに紐づく。ごく個人的な感想だ。日々雑事に追われていても、匂いをたよりに古い記憶はふとよみがえる。
今日の仕事終わり、一人で飯を食っての帰り道。飲食店が雑多に並ぶ新宿の表通りから裏道に抜ける。...