中日・根尾昂に浮上する究極の起用法「数年内にゴールデングラブ賞は確実」「ブルペンでいいボールを投げていた」素質

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ユーティリティープレーヤーだが

 一体、どこで使えばいいのか――。中日・根尾昂(21)の起用法を巡り、首脳陣が頭を抱えているという。開幕から一軍に名を連ねながらも、今季12試合中、出場はわずか3試合のみ。スタメンで1試合、代打で2試合しか起用されておらず、打撃成績も4打数無安打2四球と低空飛行が続いている。

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 首脳陣が根尾のスタメン起用になかなか踏み切れないのは、プロ入りから4年目を迎えても一向に開花の兆しが見えない打撃に原因がある。いくら根尾が内外野の複数ポジションを守れるユーティリティープレーヤーだからといっても、今の中日にスタメンで入り込む余地はない。

 外野はセンターの大島洋平(36)が打率3割8分5厘と絶好調をキープ。プロ3年目ながらライトの定位置をほぼモノにしている岡林勇希(20)も打率2割8分8厘と好調だ。レフトは長距離砲と目される期待の新人・鵜飼航丞(22)や、捕手登録ながら得意の打撃を生かすため外野に挑戦中のキューバ人助っ人のA・マルティネス(25)、ベテランの平田良介(34)や福留孝介(44)がスタメンに起用され“激戦区”となっている。

中村打撃コーチの嘆き

 かねて自ら「勝負をかけたい」とこだわりを見せ続けているショートのポジションには不動の存在として京田陽太(27)が立ちはだかっており、開幕から不振だった打撃も7日のヤクルト戦(神宮)で2本塁打を放つなど爆発した。

 中日OBが「これでは他の主力をあえて外してまで、打てない根尾をスタメンで起用するような“冒険”などできるはずがない」と指摘するのも当然の見立てであろう。

 根尾は名門・大阪桐蔭の主力メンバーとして高校球界で一躍スター選手となり、4球団競合の末にドラフト1位で中日入り。2019年のルーキーイヤーから「将来、ドラゴンズを背負って立つ逸材」と言われ続けたが、プロ入り以降は打撃成績が振るわず、高校時代の評判の片鱗すら見せられずにいる。

 今季から指揮を執る立浪和義監督や首脳陣も、すでに開幕前の時点で、伸び悩む根尾の打撃に愕然としていたようだ。

「今季から一軍で根尾を指導している新任の中村紀洋打撃コーチも、春季キャンプでメディアの取材に対し、『ひとつ課題を与えても翌日にはまた元に戻ってしまっている』と嘆いていたくらい。とにかく実情は深刻です。ところが、キャンプでも練習試合でもパッとした成績を残せなかった根尾に、立浪監督は『元気よく練習していた』という“謎の理由”で、キャンプMVPを与えていました」(スポーツ紙記者)

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