中日・根尾昂に浮上する究極の起用法「数年内にゴールデングラブ賞は確実」「ブルペンでいいボールを投げていた」素質

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レーザービーム返球も

 実際、延長12回の激闘となった2日の広島戦(バンテリンドーム)で、根尾はゲーム終盤、ブルペンに入って投球練習を行った。ベンチ入りの投手8人を使い果たしたことで、根尾にブルペン待機が命じられたのだ。立浪監督は「いい球を投げていた」と評し、今後の投手起用に関しても「そういうこともあるかもしれない」と含みを持たせている。

「根尾は高校時代、マックスで150キロを計測した本格派投手でもあった。打者がダメなら投手で……というのは、確かに選択としてアリかもしれない。その一方で根尾は守備能力が非常に高く、コーチ陣が口を揃えて『外野守備だけなら数年以内にゴールデングラブ賞が獲れる』と太鼓判を押しているほど。しかも強肩の持ち主で、外野から本塁へダイレクトの“レーザービーム返球”もできる。その点も踏まえれば、根尾は投手兼外野手の二刀流起用で一軍の打席に立つ機会を増やし、課題の打撃に磨きをかけていくべきかもしれない」(チーム関係者)

 中日が11年ぶりのリーグ優勝を成し遂げるには、未完の大器・根尾のブレイクが必要不可欠。二刀流起用はあるのか、そして打撃の才能が開花する日は来るのか。いずれにせよ、悩める背番号7は立浪ドラゴンズのキーパーソンの一人と言える。

デイリー新潮編集部

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