42歳「ミセス京都市議」に新たな問題 脱税疑惑と不貞行為を夫が再び告発

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 週刊文春は昨年12月16日号に、「“ミセス京都”市議の政活費不正を夫が告発する」の記事を掲載した。民放キー局のワイドショーも一斉に後追い報道を行い、豊田恵美・京都市議(42)の名前は、たちまち全国区となった。

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 担当記者は「全国の有権者が、女性国会議員の“路チュー”が撮影された時のような強い関心を持ちました」と言う。

「文春は豊田氏を《171センチのすらりとした長身》、《「ミセス京都」初代ファイナリストにも名を連ねた“美魔女”》などと紹介した上で、夫の貴志氏(46)による『妻は公金詐取に手を染めている』との告発を報じました」

 京都市議には年間480万円の政務活動費が支給されている。恵美氏は2020年度の収支報告書に、137万7000円を事務所職員の給与として計上した。

 夫の貴志氏は「事務所職員は私」と説明した上で、「2020年3月に頸椎捻挫の大けがをしており、11月まで仕事ができる状態ではなかった」と不正計上を指摘した。

 更に、保険会社には「休業損害証明書」を提出していたことも判明。文春は書類の筆跡を恵美氏の《直筆》と断じている。

「恵美氏は、貴志氏が頸椎捻挫で休んでいたにもかかわらず、『働いていた』とする書類を市議会に提出し、架空の人件費を不正受給した疑いが浮上しました。加えて、保険会社には『休んでいた』とする書類を提出し、こちらは保険金を請求していた事実が明らかになったのです」(同・記者)

浮上した“余罪”

 会見を開いた恵美氏は、不正計上を否定。保険金請求は「夫に無理やりに書かされた」などと説明した。

 ところが不思議なことに、計上した人件費を返還することも明らかにした。不正計上を行っていないのなら、返す必要はない。この矛盾した行動を恵美氏は、「議論が平行線をたどり、長期化することを避けたい」と釈明した。

 恵美氏は、貴志氏の休業期間に発生した人件費約137万円に加え、その前年分まで遡り、合計約218万円を京都市に返還した。

 また21年12月14日付けで自民党を離党。今年2月17日には京都市議会が、「市民の範となる議員としての自覚を欠く行為」との問責決議案を可決した。ちなみに、恵美氏を除く全会一致だった。

 不正計上した人件費は一応、市に返還した。ペナルティとして自民党は離党した。議会からも叱られた。少なくとも形式的には、これで一件落着したようにも見える。

 京都市議会の議員は、2023年4月29日に任期満了を迎える。後は有権者が選挙でどう判断するかだ──という市民も少なくないだろう。

 だが、恵美氏の“余罪”は、まだあったのだ。今回、デイリー新潮編集部は、恵美氏が夫の貴志氏に対して発行した、2020年の源泉徴収簿と源泉徴収票のコピーを入手した。

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