ロシア軍がドローンに大苦戦 ウクライナ軍に「カミカゼドローン」供与で更に窮地へ
ロシアの油断
軍事ジャーナリストが疑問に感じているのは、「ロシア軍が対ドローンの対策を何も講じていないこと」だという。
「ドローンが兵器としても威力を発揮するということは、もう軍事の世界では常識になっています。兵器見本市では、多くの『対ドローン兵器』が展示されています。例えば、妨害電波を発してドローンを飛べなくするジャミング装置や、レーザーでドローンを破壊する兵器などです」
兵器メーカーが販売しているぐらいだ。ロシア軍が持っていないとは考えにくい。
「多分、本国にはあるのでしょうが、ウクライナには持ってこなかったのだと考えられます。ロシア軍がウクライナ軍を過小評価していた可能性が取り沙汰されていますが、ドローンについても甘く見ていたのでしょう」(同・軍事ジャーナリスト)